クルマの値段の一部を「最後にまとめて」に回して、残りを毎月はらう買い方です。最後に回した金額を 残価 といいます。
毎月の支払いが軽くなるのは、値段が安くなるからではありません。一部を後まわしにしているからです。後まわしにした残価にも、その間ずっと利息がつきます(下でくわしく)。
| メーカー | 呼び名 |
|---|---|
| トヨタ | 残価設定型プラン |
| ホンダ | 残価設定型クレジット(残クレ) |
| 日産 | 日産ビッグバリュークレジット |
| スバル | 残価設定型クレジット |
| マツダ | マツダスカイプラン |
| スズキ | かえるプラン |
| 三菱 | スーパーマイカープラン |
| ダイハツ | 残価設定タイプのクレジット |
名前は違いますが、「一部を最後に回して、残りを毎月はらう」という骨組みは同じです。細かい条件(金利・距離・キズの基準)はメーカーで違うので、メーカーごとの条件に並べています。
車両本体価格の一部をあらかじめ残価として据置き、残りの金額を3年間で毎月計画的にお支払いいただくプランです。一般的なクレジットよりも月々のお支払い負担が軽くなります。
トヨタ よくあるご質問「残価設定型プランについて教えて。」
一定額を最終回のお支払いに据え置くので、月々の負担が少なくなり、気軽に新車に乗ることができます。
Honda 残価設定型クレジット(残クレ)
残価にも金利がかかります。5年のあいだ、クルマの値段まるごとを借りているからです。
残クレは、こういう約束で買う仕組みです。
「5年後にこのクルマを返すなら、そのときの値段は 1,225,000円 ということにしておきます」
この 1,225,000円 を 残価といいます(クルマの値段 350万円 の35%)。金利は年4.9%とします。
350万円のクルマに、594,799円 多くはらったことになります。これが5年ぶんの利息です。
ふしぎに思えるところです。1,225,000円 は最後まではらわないのに、なぜ利息がつくのか。
5年のあいだ、350万円まるごと借りているからです。
残価の 1,225,000円 は、毎月の支払いでは1円も減りません。最後にまとめてはらうか、クルマを返すまで、ずっと借りたままです。利息は借りている金額にかかるので、この 1,225,000円 にも、5年のあいだずっと利息がついています。
月々が安いのは、借りた金額が少ないからではありません。減らすのを後まわしにしているからです。
選ぶのは満了のときです。どれになるかは、それまでの乗り方で決まってきます。
条件を守れているかどうかが分かるのは、返すときです。だから契約のときに、距離とキズの基準を見積書と契約書で確かめておくのが確実です。
各社の公式ページに出ている支払い例で、計算が合っているか確かめています。スバルが公表している3つの例と、誤差0.6%以内で同じ答えになります(差が出るのは、公式の例がボーナス加算方式で、月ならしにすると支払いの時期がずれるためです)。
出典は各社の公式ページだけです。まとめ記事やディーラーのブログは使っていません。条件が変わったときに直らないためです。